キャラ考14 ゴーシュ(テガミバチ)

第十四回は・・・って随分お久しぶりですね、キャラ考(笑)。テガミバチより、ゴーシュ。
例によって例のごとくネタバレ満載なのでご注意。

名前:ゴーシュ・スエード / ノワール
性別:男
年齢;23歳・・・だっけ?
職業:元・BEE(AG国家公務郵便配達員、通称テガミバチ)
現・略奪者(マローダー)・・・だけどもうゴーシュに戻ったよね♪
髪の色:銀
瞳の色:暗褐色
原作:「テガミバチ」

本屋で1巻目だけ開いてたので立ち読みしたら、うっかり嵌ってしまったのがこの「テガミバチ」です。このパターンはハガレンでもやったな(笑)。とっても絵が可愛らしいのと、ファンタジーというので思わず手に取った感じですね。

内容は・・・『夜があけることないAG(アンバーグラウンド)という名の地。首都・アカツキを照らす人工太陽の光も届かない危険な土地で人々のテガミを届ける仕事があった。命を賭してテガミに託された”こころ”を運ぶ彼らを、人はテガミバチと呼んだ!』・・・だそうです。コミック第一巻の背表紙より。

主人公のラグは、幼い頃母親と引き離され、「テガミ」としてポストサインに置かれていました。そんなラグを運んだのがテガミバチのゴーシュです。ゴーシュは襲ってくる鎧虫と戦いながらも身を挺してラグを守り、無事に宛先の町まで届けます。ラグはゴーシュに憧れ、いつかゴーシュのようなテガミバチをなることを目指し、5年後にテガミバチとなります。ラグはゴーシュの妹に会いますが、そのときゴーシュが”こころ”を失い、5年前から行方不明になっていることを知ります。ラグはゴーシュを探し、ゴーシュのこころを取り戻すことを誓う・・・そんなお話です。

ゴーシュの性格。滅茶苦茶、落ち着いてます!!ラグを運んだときはまだ18歳の癖に、何なんだこの人は(笑)。7歳の子供に対しても丁寧語で、ラグがいくら騒ごうが、鎧虫が出ようが、沈着冷静。運動神経も抜群。勿論、テガミバチとしても優秀で、ユウサリでエースといわれ、テガミバチの最高称号「ヘッド・ビー」候補でした。誰よりも仕事に誇りを持ち、妹の動かない足を治すために休日も返上して自ら危険な仕事を引き受けていました。が、”こころ”を失い、5年ほど完全に消息を絶ってしまいます。

アニメではまだ行方不明中ですよね?

単行本では、こころを失い反政府組織「リバース」のノワールと名乗って、ラグの前に姿を現します。ノワールとなった彼は淡々とテガミを略奪する「略奪者」です。が。似合いすぎだ・・・!!アサシンとかぴったりな雰囲気ですよ。FF7のヴィンセントみたいな感じ。
そうだ。書き忘れていた。ゴーシュはめっちゃ美形ですとも(笑)。こころがあったときは、穏やかに微笑む強くて優しい青年でした。

好きな台詞・・・いっぱいありますよ♪
まずはラグを運んだ旅の途中、鎧虫に襲われたとき。

ラグ「早くしろよ!あいつ、やられちゃうよ!!!」
ゴーシュ「これは我々の仕事ですから、少し静かにしていてください。集中に欠けると弾の威力が下がります」

これで18歳ですよ・・・!!落ち着きすぎ(笑)。
同じく、旅の途中で。

ゴーシュ「ラグは、誰かに手紙を書いたことはありますか?」
ラグ「ないよ・・・そんなの・・・」
ゴーシュ「ではいつか書いてみて下さい」
ラグ「なんで・・・?いいよ、手紙なんて」
ゴーシュ「たった一言でもいいのです。それでも受け取って・・・嬉しくて涙を流す人だっているのですから・・・」
ラグ「ひとことで・・・?」
ゴーシュ「離れて暮らす人々にとって『テガミ』は、書く人の『こころ』そのものなのですよ」

ゴーシュの言葉は全て、ラグにとってテガミバチのこころのお手本です。
さらりと言えるゴーシュはやっぱり凄い人だなあ。

それから、これは・・・ゴーシュなのか、ノワールなのか。
分からないけど。
ラグと共に、鎧虫に捕まったとき。
鎧虫を倒すのは、こころを「心弾」として撃ち出し、こころを響かせることが唯一の方法。
だけど、こころは使いすぎるとなくなってしまいます。

ゴーシュ「『弱点』へ二人同時に『心弾』を撃ち込むんだ・・・!」
ラグ「『心弾』を同時に・・・!?」
ゴーシュ「込め過ぎて『こころ』をなくすなよ・・・全てを失うことになるぞ」
ゴーシュ「君の大切な人を、悲しませるな・・・」

・・・格好いい!!!!
そんなゴーシュだから、ラグも必死になって探したし、妹のシルベットも恋人のアリアも博士もずうっと待っていたんだろうなあ。

「テガミバチ」は現在アニメで放送中。何気にアニメオリジナルの、ゴーシュの過去話が良過ぎ!!絶対ゴーシュも天然誑しだな(笑)。
博士も好き!!ロイド館長も楽しくて好き(笑)。