第十五回！！コミックが待ちきれないので書いちゃえ。ONE PIECEより音楽家のブルック。
ネタバレ満載ですので、ご注意。・・・って本誌は知りませんが←コミック派ですから。
名前：ブルック
性別：男
年齢；88歳！！
職業：元・王国の護衛戦団団長
→ルンバー海賊団船長代理・音楽家兼剣士
現・麦わら一味・音楽家兼剣士
髪の色：黒
瞳の色：・・・そういや知らない（笑）。黒かな？
原作：「ONE PIECE」
コミック大人買いして、嵌りました。・・・確かに面白いなーワンピース。だって前にも書きましたが、最近好きな漫画が最終回終わったりとか、10月までアニメが放送されないとか、そんな状態だから何か面白いものが読みたかったんです。昔は空島手前まで集めていて、その頃はサンジが一番好きだったな。でも単に一番だっただけで、そのほかメンバーも皆好きでした。売ったのは・・・空島があんまり好きじゃなかったのとエネルが嫌いだったから（笑）。しかし最近面白いと同僚が絶賛していたので、大人買いしたわけです。
ストーリーなんて書く必要ないほど有名ですね。海賊王を目指して海に乗り出したルフィと次々と増える仲間たちというところでしょうか。
ルフィが仲間にするのは、必要な能力と本人の人格を見定めてからの場合と・・・何となくノリでする場合があるような気がしてならない。「航海士」のナミや「コック」のサンジは前者ですが、「船医」チョッパーとか「音楽家」ブルックは明らか後者（笑）。そんな船長は、仲間に誘ってから後で「チョッパー、お前医者だったのか！！」とか「えー！！！本当かあ！！頼むから仲間に入れよバカヤロー！！」とか叫んでます。
それにしても・・・幽霊船に乗っている喋る骸骨を、全く初対面で仲間に誘える人物はルフィくらいでしょうねえ。大物だ。
ブルックの性格は・・・兎に角陽気。身長266cmでシルクハット（約20cm）を被っている骸骨紳士なので、とってもノッポ。だけど「ヨホホホー♪」と剽軽で、いつも笑ってる。かなりのハイテンション(笑)。
一度死んで「ヨミヨミの実」で蘇るのに1年かかったために体が既に白骨化しています。だから「私死んで骨だけ、名をブルックと申します」と自己紹介します。毛根だけは強かったらしく、アフロな髪だけは残ってます。そして、よく喋る！！（笑）。美人に目がないらしく、ナミやロビンを見て開口一番「パンツ、見せていただけますか？」と言って、特にナミを怒らせてます。しかし本人は全く堪えてません。隙あらば再挑戦してますよ。そしてナミに蹴られてる（笑）。
お気楽な奴と思われがちだけど、その人生はかなり酷です。
50年前ルンバー海賊団としてグランドラインに乗り込み、双子岬でラブーンと別れた後、船長だったヨーキは疫病で離脱。残ったメンバーを纏めて旅を続けていたものの、魔の海域でメンバー全員全滅。
その後悪魔の実で生き返るも、船は舵が壊れて全く魔の海域から出られず、暗い海の中ずっと約40年間孤独に耐え、なのに5年前にスリラーバークで影さえも奪われ、太陽の下では生きられない体になってしまう。一度スリラーバークに戻って影を取り戻そうとするも、自分の影を持つリューマの強さに惨敗。
孤独と絶望の中でも、ラブーンとの約束を果たすために生き続けた。
なんて強さ。意志の強さ。
通常時はのんびりヨホホホと笑ってスカルジョークを飛ばしている彼ですが、やるときはやる奴です。
剣士としては何より早斬りが得意。
王国の奇襲部隊の出身ですから、斬っているとこすら見えません。
達人に斬られて者は鼻歌まじりに三丁歩いて初めて斬られたことに気づくという、「鼻歌三丁矢筈斬り」。
ブルックがすたすたと余裕で歩いて剣を納めるときに背後でばたりと敵が倒れる・・・格好いい！！！
スリラーバークでフランキー達に最善の策を教えたりと、意外と冷静な骸骨です。団長や船長代理を務めただけありますね。
剣士と音楽家、どちらが本業かよくわかりませんが、勿論、音楽家としてもプロです。バイオリンとピアノを弾いているところしか知りませんが、本人曰く「楽器は全般いけますよ」だそうです。本当だと思います。ヨホホと笑って何でもこなしそう。そして、歌！！！！声優のチョーさんがこれまた歌がお上手！！！いい声されているうえに、あの演技力です。聞き惚れますわ。
そんな彼には名台詞がたっくさんあります！！！全部大好き！！！
例えば、フランキーがブルックに「約束」の内容を尋ねたとき。
ブルックは50年前にラブーンという鯨と必ず帰ると約束をしたと話します。普通なら・・・
フランキー「50年前！？おい、そんな昔の話かよ！悪ィがそいつもそんな長ェ時間もう待ってやしないだろ・・・」
と思うところですが、ブルックはこう言います。
ブルック「私に何故・・・彼がもう待ってやしないと見切りをつける権利がありますか。
万が一約束を信じてずっと待ってくれているとしたら・・・
今、彼はどんなに寂しい気持ちでしょうか！？
我々に裏切られたと思いながら
今でもずっと待ち続けているとしたら、どんなに惨めな気持ちでしょうか！？」
ブルック「身勝手な約束をして、声も届かぬ遠い空から、
死んでごめんじゃないでしょうに・・・！
男が一度、必ず帰ると言ったのだから！！！」
凄いですよね。
『私に何故、彼が待ってやしないと見切りをつける権利がありますか』
ブルック自身が一番辛い状況に陥っているのにそれでも仲間を思い、約束を守り続けている。相手がそれに答えてくれてないとしても、ですよ。
ブルックの影を直接取り返したのはゾロだけど、ゾロが協力したのは・・・まあ剣豪と対決したかったのもありますが、何よりそんなブルックの強さを認めたからだと思います。
ブルックの心の勝利だと思う。凄いよ。
私がブルックを好きな理由はもう一つ。
彼は、当たり前だと見過ごしそうなことを大切にして感謝を伝えられる人なんですよ。
「今日はなんて素敵な日でしょう！！！人に逢えた！！！」
「今日か明日か、日の変わり目も分からないこの霧の深い暗い海で、たった一人舵のきかない大きな船に、ただ揺られてさ迷うこと数十年！！」
「私、本っっ当に寂しかったんですよ！！！寂しくて！！怖くて！！！死にたかった・・・！！」
「長生きはするものですね！！人は”喜び”！！！私にとってあなた達は”喜び”です！！！」
「あなたが私を仲間に誘ってくれましたね！本当に嬉しかったのです！どうもありがとう」
「私は今日！あなた達に出会えてとても嬉しかった！美味しい食事！一生忘れません！」
いいですよね。ストレートに礼をその場ではっきりと言えるんです。
今ブルックは他の仲間同様シャボンディ諸島からぶっ飛ばされて単独行動中ですが、そのうち皆合流するんでしょうね。
そのときが楽しみです♪