キャラ考16 ハンス・クリスチャン・アンデルセン(Fateシリーズ)

第十六回、CCCの攻略止まっちゃってるけど待ちきれないので書いちゃえ。

名前:ハンス・クリスチャン・アンデルセン
性別:男
年齢:外見上12歳、中身は70歳
職業:童話作家
髪の色:蒼
瞳の色:蒼
原作:「Fate Extra CCC」,「Fate Grand Order」

名前だけみると、史実の世界三大童話作家のお一人なのですが。ここで紹介したいのは、史実のアンデルセンをベースに作られた、Fateシリーズのサーヴァントの一人です。Fateシリーズ・・・ぶっちゃけて私はそんなに詳しくないのですが、願いを叶える聖杯を巡り聖杯戦争とやらが勃発し、マスターとされる7人の魔術師がそれぞれのサーヴァント、使い魔を召喚して戦わせ、生き残った一人が聖杯を手にする、という話のようですね。召喚されるサーヴァントやマスターの事情、聖杯戦争の舞台も回によって異なるようですが私はZero, CCC, FGOしか知りませんしね!!サーヴァントとなれる人物は歴史上有名で人類史に多大な貢献をした人物、でしたっけ?その中の一人としてCCCにて殺生院キアラというマスターに召喚されてしまったのが初登場のハンス。CCCのサーヴァント中、一番意外な動きをしてくれるキーパーソンです。

ハンスの性格ですか。捻くれ者、自虐的で厭生家。非常に分かりにくいけど、何気に面倒見が良く紳士だったりします。作家ですから、どう頑張っても他のサーヴァントのように最前線で戦うことはできない。ご本人も「肉体労働断固反対!」と宣い、自らを「三流で戦えない最弱のサーヴァント」と称するくらいです。が。決して侮ってはいけません。うちのハンスをご存じの方は何となくおわかりでしょうけど・・・口で彼に勝てる人はいません!姿は幼少期のしかもとびきりの美少年なのに、その口から出る言葉は辛辣かつ真実を突く毒舌。だから見かけは天使のように麗しく、態度は老獪な翁のようにふてぶてしい。うっかり聞き惚れるほどの渋い美声で、一度語り出したら誰も止められてない暴言の嵐を紡ぎ出す。けれども彼は常に己の言葉に命を懸け、その言葉は相手に対する真の理解に基づき、最後に激励がつくからもう格好いいとしか言いようがない。CCCでは他のサーヴァントやマスターを得意の人間観察で批評し、FGOの第4章ではロンドンの謎を解いたり、ラスボスのソロモン王の正体も看破する。あの天上天下唯我独尊なギルガメッシュ王ですら、怒濤のように罵られたというのに認めた相手ですからね!!!つまりハンスの人間観察はそれだけ神懸かってます。そんな観察眼と達者すぎる口が目立つ彼ですが、彼のサーヴァントとしてのスキルも素晴らしすぎるんですよね。CCCとFGOでは宝具の効果が多少違いますが・・・CCCは是非本編で確かめてください。圧倒されますからね。FGOは味方の攻撃力・防御力・クリティカルスターUPを確率で、そして毎ターン回復を必ず3ターンつけてくれます。しかも次のターンで行動不可になることもなく、Artsが貯まるのも早く、一回の戦闘で5回くらい宝具を使うことも可能です。なんて有能なんだ!!!宝具以外のスキルもこれまた便利。クリティカルの確率を上げてくれるクリティカルスターを毎回増やしたり、クリティカル威力を上げたり。CCCでのスキルも凄いですよね。彼が執筆した著作を引用して魔術となす。「裸の王様」ならば不可視の効果、「醜いアヒルの子」ならば敵を遠くへ弾き飛ばす効果。これ以外もまだまだあるんだろうなあ。

好きな台詞は。
ええ、もう文字屋さんですから、彼の語る全てが名台詞。

ギャグはこちらが大好き。

FGOの第4章、敵である魔本をばっさばっさと倒してしまってからのハンスの台詞。作家である彼(とシェイクスピア)の前で本を倒したことでショックを受けているかと思いきや。

「・・・我慢しているだけだ。いいや、やめだ、やめ!ああ気持ちよかった!最高の気分だ!
俺以外の著作の作品など存在せずとも構わん。ああ、もっと言えば俺の著作さえも灼き尽くしたいぞ!」

「本が世界になければ!
数多の名著を生涯で読み切れないと嘆くこともない!
本が世界になければ!
なんだこのゴミはいい加減にしろと憤ることもない!
本が世界になければ!
ついぞ俺が〆切に追われることもない!」

ハンス節全開です・・・!!!もう好きにして(爆笑)。

一方真面目な方は、CCCハンス先生のギルガメッシュ王評価。

「結論から言えば、サーヴァントとしては失格だ!1点すらくれてやるものか!では英霊としてはどうか?これもまた話にならん!如何なる記録を紐解いてもギルガメッシュは国と民を苦しめた荒くれものだ。これが人の王とは笑わせる!国を治めずに人を統べ、天地を一つにした愚か者。英雄王とはまさにそれ、人の王とは間違っても名乗れまいよ。その王道はただ君臨するだけのもの。おまえは自らを王と定めたが、その在り方は意志持つ嵐に他ならない。まず壊す!その後でしか豊穣を約束できぬ人でなし!そのくせ臣民たちが創り上げる財は容赦なくかき集める。強欲!冷酷!そして慢心。それらが究極にまで育ち、ひとつになった者がお前だ!農奴は作物を育て、王は国を育てる。だがお前は国すら育てなかった!只管に殺し、悦を極めたのみだ。民も臣下も伝承も、お前の後には続くまい!その手に残るのは己のみ。このたびの契約も、おのが退屈を紛らわす戯れに過ぎんのだろう。人の心を解さぬまま、人の心を楽しむ裁定者。それが貴様の正体だギルガメッシュ!
・・・よし!では命を持っていくがいい!いいたいことは言い切ったからな!!!」

ほんっとうに言いたい放題ですね!!!(笑)
あと同じくCCCで、主人公の評価で散々虚仮にしたした後の、この台詞。

「こんな寄り道はしないでいい。さっさと秘密の露を払い、自分を知り、 損益飛び交う未来へ走るがいい」

や、優しいーーー!!!!マジですかハンス先生!
FGOでソロモン王相手に一歩も引かずに正体を暴いた姿にも惚れましたね・・・!!