キャラ考5 ブギーポップ(ブギーポップは笑わない)

第五回は映画にもなったブギーポップ。

名前:ブギーポップ
性別:?
年齢:?
職業:殺し屋…?
瞳の色:漆黒
髪の色:漆黒
原作:「ブギーポップは笑わない」

ライト小説、電撃文庫で同じく連載中の、「ブギーポップ」シリーズ。これは…中学のときに友人に借りたのがきっかけ。一つの話を関係者それぞれの立場から語るという、新感覚さと、不思議なブギーポップに惚れました。舞台は主に深陽学院という高校。高3の竹田啓司はデートの待ち合わせをするが彼女の宮下籐花はいくら待っても来ない。しかたなく帰ろうとしたとき、町中で闇色の帽子とマントをつけた小さな男に会うが、その顔は待ち合わせをしていた彼女だった…。

この男?こそ、宮下藤花のもう一人の人格ブギーポップ。彼曰く、世界の危機を察して自動的にでてくるらしい。籐花はブギーポップの存在を知らず、ブギーポップも藤花が何を考えているか分からない。噂では、その人が最も美しいときにこれ以上醜くならないよう殺してくれる死神。なので、「世界の敵」ならばあっさり殺します。

性格は淡淡としているというか。大抵生真面目な表情。宮下藤花の身体を借りている身分で、世界の危機を回避する義務だけで存在しているだら、自分というものに執着が全くない。喋り方はいつもきっぱり断定。一見冷たい感じだけど、意外と人の話を聞いてくれ、竹田啓司とは友達になったくらい。本人は大真面目だが、結構面白いことをしてくれる。空腹になった宮下藤花の恋敵に、「空腹は神経を乱す。何か口にした方がいい」といって藤花の手作り弁当を渡したり、敵を倒すためとはいえ、武器である金属の極細ワイヤーでバンジージャンプしたり、綱渡りしたり、挙句の果てには建物の強度を上げる為に縛ってみたり。

好きな台詞は・・・ブギーがかつての敵に言い放ったこの台詞。

ブギーポップ「ー君は知っているかな。」
イナズマ「何をだ?」
ブギーポップ「ある種の強さとか、才能とか、そういうものは最初からうまく行くものではない。以前 に似たようなことをして、似たような物を摑んでいながら、失敗しているものが大抵はいるものだ」
ブギーポップ「(略)大勢ものが似たようなものを持ちながらそれぞれに失敗している。だが彼らは決し て無駄になったわけではないと僕は信じる。彼らの努力は次の者に受け継がれていく。例え以前の者の ことなど知らなくても、それが存在していたことは、彼に遠くとも確かな影響を与えているはずだ」

なんかいいと思いません?この精神性というか、死神なのに確固とした信念があるから、彼の台詞は結構好きです。